2007年 02月 02日
土鍋ご飯
ママ友のお宅にお邪魔したとき、土鍋でご飯を炊いているのを見て、
子供が生まれてから、すっかりタイマー炊飯に頼っていた我が家ですが、
久しぶりに炊いてみたくなりました。
お米が立ってる~~!!
やっぱりおいしいですね!
因みに今回の土鍋はわが夫の師匠・高内秀剛氏の品です。
よく見ていただくとわかると思いますが、フタの穴(湯気が出てくるところ)が釉薬でふさがってしまって、売り物にならなかったものをいただきました。
夫も、2001年に兄弟子と土鍋展をやり、土鍋を作ったことがあります。
でも、これがなかなか難しい・・・・
普通の器と違って、直火にかけるということが特殊ですよね。
土鍋を作っている伊賀のほうの土で、作ってみたのがコレ。
とってもいい味が出て、作った夫も気に入って、写真で見たお客様にも好評でした。
ところが、師匠の高内さんからダメ!が出ました。
高内さんも過去の土鍋展で、この昔ながらの土で作った土鍋をお客様が使いこなせず、ヒビが入ったりということにクレームがついて、
作り直したり・・・という苦い思い出があったようです。
土鍋というのは昔からヒビが入らないように使い始めに塩水を煮たり、
おかゆを炊いたり、そして、使いながらもお鍋の最後には雑炊を作ったりして、
小さいヒビをでんぷん質などで止めるように、大事にお世話しながら使ったものです。
現在、ホームセンターで売られているような土鍋は、特殊な外国の土がブレンドされていて、簡単にはヒビが入らないようになっています。
使い手がちょっと手荒でも大丈夫にできています。
(有名な料理家さんがTVで、いきなり土鍋で肉を炒めたのを見て怖かった・・・・・)
昔ながらの土のほうが、絶対的に使い込むほどに味が出ていい感じなのですが、
高内さんも現代に合わせて、特殊な土を独自にブレンドして土鍋を作っています。
弟子なので、そのことはもちろん夫も知っていたものの、
やはり土鍋展に向かい、伊賀の土で作ってみたかったんですね。
展示会のDMハガキにその作品が載ったら、師匠には出来は褒められたものの、
この土では、だめだよと言われたのでした。
そういうわけで、この子たちはお蔵入りです・・・・
誰か面倒見よく使ってくれる、殊勝な方がいたらなぁ・・・
続く・・・・(この先をお読みになりたい方は下の”More”をクリックしてください)
そういうわけで、夫もヒビが入らない特殊な土をオリジナルでブレンドして、
土鍋展に間に合うかハラハラしながら、新たに作り直したのです。
そのひとつがコレ。(コレはキズモノですが。)
コレもなかなか一筋縄ではいかなかったです。土が特殊なだけに、釉薬も特殊なブレンドにしなくてはならず・・・火にかけたときの膨張率が合ってないと、この子のように剥離してしまうんです。
2001年の土鍋展は、そんなわけで、めちゃくちゃ慌てながら
何とか使っていただけるものを出すことができました。
でも、その次の年作った土鍋はうまくいかず、そのまま今まで作れていません。
構想はあるんですがね・・・
子供が生まれてから、すっかりタイマー炊飯に頼っていた我が家ですが、
久しぶりに炊いてみたくなりました。
お米が立ってる~~!!
やっぱりおいしいですね!
因みに今回の土鍋はわが夫の師匠・高内秀剛氏の品です。
よく見ていただくとわかると思いますが、フタの穴(湯気が出てくるところ)が釉薬でふさがってしまって、売り物にならなかったものをいただきました。
夫も、2001年に兄弟子と土鍋展をやり、土鍋を作ったことがあります。
でも、これがなかなか難しい・・・・
普通の器と違って、直火にかけるということが特殊ですよね。
土鍋を作っている伊賀のほうの土で、作ってみたのがコレ。
とってもいい味が出て、作った夫も気に入って、写真で見たお客様にも好評でした。
ところが、師匠の高内さんからダメ!が出ました。
高内さんも過去の土鍋展で、この昔ながらの土で作った土鍋をお客様が使いこなせず、ヒビが入ったりということにクレームがついて、
作り直したり・・・という苦い思い出があったようです。
土鍋というのは昔からヒビが入らないように使い始めに塩水を煮たり、
おかゆを炊いたり、そして、使いながらもお鍋の最後には雑炊を作ったりして、
小さいヒビをでんぷん質などで止めるように、大事にお世話しながら使ったものです。
現在、ホームセンターで売られているような土鍋は、特殊な外国の土がブレンドされていて、簡単にはヒビが入らないようになっています。
使い手がちょっと手荒でも大丈夫にできています。
(有名な料理家さんがTVで、いきなり土鍋で肉を炒めたのを見て怖かった・・・・・)
昔ながらの土のほうが、絶対的に使い込むほどに味が出ていい感じなのですが、
高内さんも現代に合わせて、特殊な土を独自にブレンドして土鍋を作っています。
弟子なので、そのことはもちろん夫も知っていたものの、
やはり土鍋展に向かい、伊賀の土で作ってみたかったんですね。
展示会のDMハガキにその作品が載ったら、師匠には出来は褒められたものの、
この土では、だめだよと言われたのでした。
そういうわけで、この子たちはお蔵入りです・・・・
誰か面倒見よく使ってくれる、殊勝な方がいたらなぁ・・・
続く・・・・(この先をお読みになりたい方は下の”More”をクリックしてください)
そういうわけで、夫もヒビが入らない特殊な土をオリジナルでブレンドして、
土鍋展に間に合うかハラハラしながら、新たに作り直したのです。
そのひとつがコレ。(コレはキズモノですが。)
コレもなかなか一筋縄ではいかなかったです。土が特殊なだけに、釉薬も特殊なブレンドにしなくてはならず・・・火にかけたときの膨張率が合ってないと、この子のように剥離してしまうんです。
2001年の土鍋展は、そんなわけで、めちゃくちゃ慌てながら
何とか使っていただけるものを出すことができました。
でも、その次の年作った土鍋はうまくいかず、そのまま今まで作れていません。
構想はあるんですがね・・・
by masiko-hashicco
| 2007-02-02 07:34
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